面白くなりたい麦笑いの七味

だらけきった思考

書籍『笑いのカイブツ』ツチヤタカユキという男

 ツチヤタカユキという生きざま

 やめられない止まらないかっぱえびせんの事ではない。この本の著者は「笑い」を12年間ノンストップで考え続けた。最盛期は、1日に2000個のボケを考えていたというから驚きだ。どこかのお嬢さまが「私、ピアノ12年やってたんですよ」というのとは格が違う。著者の笑いへの命を懸けた経験値全振り具合は狂気であり、自らを痛めつける凶器だった。 

[http://:title]  大阪出身の著者は、中学性の頃にNHKの「ケータイ大喜利」という番組を契機に「笑い」に盲目になる。その後、吉本に入るも「人間関係不得意」で辞め、ハガキ職人という立派なホワイトカラーになった。とどのつまり、社会不適合者だ。しかし、天は彼を見放さなかった。売れっ子であるオードリーの若林さんが、著者のラジオ投稿を好み、作家として東京に誘う。著者は上京するが、すぐにそこでも人間関係に道を妨害される。大阪に帰省し、最後の笑いへの挑戦に挑む著者は、そこで笑いとの決別を決意する。。。 

 

[http://:title]   【以下に続く】

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おすすめの本 『芸人前夜』オリラジ中田敦彦

  玄関開けて2秒で読んだ。前日の真夜中頃に、読み始めた結果、次の日に予定があったので、読み切れなかった。1日中、早く続きが読みたくてたまらなかった。だから、帰ってきてすぐ続きを読んだ。そして、あっちゃんが「カッコ悪い」から「カッコいい」に孵化する物語の続きにふけった。 

 この本は、あっちゃんのイケてない大学生活3年目から始まり、相方藤森さんとの出会い、お笑い学校への入学とそこでの奮闘、プロとしてデビューする前にM1準決勝に勝ち進むという快挙、そしてエンタの神様」に出演するまでを描いている。  【以下に続く】

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こじるり大喜利 ~アルコ&ピースのオールナイトニッポンより~ 

 肉で寿司を握る時代だぜ?もっと自由に生きようよ。 どうも麦わらいです。今日は、随分前に放送されたアルコ&ピースのANN、こじるりが出演した回の大喜利コーナーについて書いていきます。あるあるのストックとして、使えると思うので、読んでみてください。

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面白い!森山直太朗の魅力

 初めましての方は初めまして。そうでない方はこんにちは。夏の夜長いかがお過ごしでしょうか。今回の記事は、森山直太朗さんの面白さを紹介しようと思います。

 フォークミュージシャンとして数々のヒット曲を出し、そのきれいな裏声で多くのプリンセスを魅了するファルセット王子こと森山直太朗さん。米良さん、平井堅さん、森山直太朗さんを、僕は日本裏声三銃士って呼んでます。

 [http://:title]   さてそんな直太朗さん、この男、面白いんです。メディアに出てくると常にふざけてるんです。この人1年で400日ふざけてんじゃないかってくらいです。初めて、その面白さの衝撃を受けたのは堂本兄弟にゲストで出演されていた時でした。もう面白過ぎて、ネットで直太朗さんの出てる動画を全部見ました。すると、なんとなくそのボケ方の共通項が見えてきたので紹介していきます。プロアマ問わず様々な場面でのMCに困ってるよ~というアナタ、何となく手持ち無沙汰で「森山直太朗」と検索してみた森山ナオタラーのアナタ、どこの馬の骨とも山の幸ともわからぬ僕の記事ですが読んでやってください。  

  直太朗さんの面白さはこの1冊!!!  ベスト盤のCDもでてます。

[http://:title]   【以下に続く】

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面白くなりたい 笑い・アイデアの道しるべ(3)

④連想した概念の結合(反対概念、類似別概念からの連想など)

 反対概念

 はい。僕が一番好きな考え方がこれです。反対概念とは一体どういうことなのか。金曜日のナイナイの作品を見て解説します。

ELT伊藤が出した唯一の大声産声説

ELT伊藤は声が小さい→逆に大声がでてしまう状況はいつなのか→生まれた時はさすがに皆大声  

・「いらない何も、捨ててしまおう」って歌うラブファントムなB’z稲葉も伊勢丹の紙袋だけはとっておいてる説

→「全部捨てる」って言ってるけど逆に取っておいてるものは何かないか→ブランドとか高級百貨店の袋、おかんよくきれいに取っておいて使ってたなあ→もう少し具体的に伊勢丹って限定してみよう

 反対概念から考えるとは、以上の様に言葉を逆にして、その具体例の連想から面白さを作ることで、いわゆるギャップです。本例では、文中に登場する名詞「小声」⇔「大声」、動詞「捨てる」⇔「取っておく」という分かりやすい対象で反対思考を行いましたが、程度や言葉の雰囲気などでも利用できます。

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面白くなりたい  笑い・アイデアの道しるべ(2)

 さて前回に引き続き、「面白い」を考えるための思考回路について僕の思う方法論を書いていきます。 

5w1h と基本的な論理思考(因果、具体抽象、仮定条件、比較、例え)

 お笑いに限らず質問をするときや、企画を考える上でも非常に重要となる考え方で、皆さんも当然ご存知だと思います。しかし大事なのは、何か考え始める時にこのフレームワークをすぐ頭の中で利用することなのです。

 さて例えば5w1h(which,whose,so what なども加えて良い)で漫才のボケを考えてみます。(so what は「だから何?」の意味でこの場合、結果と考えます。)テーマはよくありそうな告白の場面にしてみましょう。 

  • when→早朝5時の公園で告白、いやそれじじいとばばあが一同に会してゲートボールしてる時間だろ 
  • what→男「好きです」女「え(照)」男「その靴下が」女「いや靴下かい」 男「なんか勉強も集中できんし気付いたらおまえのこと考えてんだけどこの気持ち何?(キレ気味で)」女「それ私に聞くの?」 
  • where→「あ、そこ地雷あるから気を付けて」、いや戦場で告白してんの?
  • who→「好きです、、、って隣のクラスの佐々木が伝えてって言ってた」いやおまえじゃないんかい 
  • why→女「なんで私の事好きなの?」男「お母さんが君のこと結構かわいくて良い子そうって言ってたから」女「マザコンじゃねえか」 
  • which→おれと付き合うのと明日タンスの角に思いっきり小指ぶつけて骨折すんのどっちがいい?、なんでその2択なんだよ
  • how→石に刻んだヒエログリフで描いたラブレター、いやロゼッタストーンか。読めないから吉村作治連れてきて 
  • how many→男「好きです」女「ごめんなさい」男「じゃ明日また来て告白します」女「ヤマダ電機のポイントカード入れてできるスロットかよ」

 我ながらつまらん。渋い。渋沢栄一。 まあ考え方だけ皆さんに伝われば嬉しいなと思っております。 

 

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